名人のブログ
 
モーターサイクルダイアリーズ
 



ふらりと深夜に

最近DR-Zに乗ってないな~と深夜に思い、いても立ってもいられなくなった。

道志まで行ってくるか~と、のん気に深夜の国道に滑り出したはよいものの・・・



ミヤガセで諦めた。と言うのも霧と濡れた路面を走るのが嫌だと言うのが一番の理由だ。せっかくチェーンを奇麗にしたのに濡れた路面を走ってしまうと台無しになってしまう。
DR-Zは雨の日こそ乗って楽しいバイクではあるが、その後の洗車、チェーンメンテなどを考えると今回の道志行きは及び腰になってしまった。

私を完全にミヤガセに留めたもう一つの理由は暗さだ。DR-Zのヘッドライトはお飾りに過ぎない事はバイクに詳しい諸兄ならば充分にご存知であろう。実際に乗ってみれば分かるが、路面の状況判断やライン取りがかなり制限されてしまう。これは楽しくないし、さらには危険でもある。

以上が道志まで行かずにミヤガセで留まった理由の顛末である。



まぁせっかくミヤガセに来たのだから、ラーメンとコーヒーを作る事にした。「せっかく」と言うほど行くのが困難な場所ではないが、この時間に来るのはめったにない。

お湯を沸かしたところで重大深刻な事に気がついた。
忘れていたのだよ。箸を。

手づかみで食べる事も出来たが、そこまで空腹なわけでもないのでラーメンは諦めてコーヒーだけにしておいた。

熱いコーヒーを半分くらい飲み終えたころには夜があけつつあり、あたりは薄明かりでほんの少し輪郭を現し始めた。それと同時にふと、懐かしい香りに気づかされる。それは去年、一昨年の夏に北海道や四国のキャンプ場で嗅いだのと同じ空気だとすぐに分かった。
朝、テントから這いずり出ると最初に肺を満たしてくれる新鮮な空気だ。

湿度が高く、ひんやりとした空気に草木の香り。何か忘れていたものをヒョイと思い出したかのような気分だった。その清々しさは朝の静寂と相まって私に特別な時間を与えてくれた。

そうして感心しているうちにすっかりと冷めてしまったコーヒーを一気に喉へ流し込むと、来たときと同じようにバイクに乗り帰路へと就いた。

今年の夏はどこへ行こうか・・・そんな事を思いながらいつもとはゆっくりとした速度で私は厚木へと下っていった。

END


小説風にw
稚拙な文章で御免。



5月31日(日)05:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | モーターサイクル | 管理

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